Social Goodと食と娯楽

「Peter Zumthor 1985-2013: Buildings and Projects」
大学時代から好んでいた建築家ピーター・ズントーの作品集
1年近く前から告知されていて、早くからamazonほしい物リストに入れていたのだけれど、
いざ発売となると3万円する値段から購入を躊躇してしまい・・・逡巡した挙句、
やっぱり購入。遅れて購入したので届くのは一週間後。
合わせて購入した雑誌「KINFOLK」の方が先に届く。


KINFOLKを発見したのは、昨年5月ブログに記したとおり、
「KINFOLK」のCOMFORTな視点 - 心象図録
その後、6月に日本語版が発売されることになり、
それ以降、このKINFOLKが紹介されていた新書「中身化する社会」の
章題にもなっていた「ソーシャルグッドなライフスタイル誌の台頭」のとおり、
コンビニでもマガジンハウスの「&Premium」(2013年11月創刊)など
似たようなライフスタイルを志向する雑誌をいくつか見かけるようになった。


あらためて、KINFLOKの編集長ネイソン・ウィリアムズ氏の言葉を見返す。

「僕らの雑誌の目的は、食と娯楽の社会的要素を追求すること、
そして、コミュニティの新しいあり方を示して、それを奨励することにある。
僕らは読者に、自分たちの生活にもっと意識的かつ注意深くあってほしいと思っている。
僕らはもっと満たされた生き方をしたいと思っているし、意味のある生活を見つけたいと思っている。

今は、安易な情報とヴァーチャル・アクセスの時代だから、人々は逆にもっとシンプルで、
意味のあるライフスタイルを送りたいと思っている。

クオリティのある生活は、もっと気軽に持てるはずでは?と人々は認識し始めているし、
クオリティのある生活は、そのために仕事をする価値があり、
そしてそれこそが人生を満たすものだと、みな思うようになっている。」


昨年5月の時点では、この「食と娯楽の社会的要素を追求すること」という一文の
「社会的要素」という言葉を軽く読み飛ばしていたけれども、
おそらく「食・娯楽の社会性」が彼の強調したかった部分だったのだろう。


何を今さらと思ったりもするが、あらためて考えてみると、
食・娯楽で社会学的な意味での社会性を多くの人が獲得できているかというと、
(私自身も含めて)とても不十分であると思われる。
例えば、急激に成長し、今は頭打ちになったという「宅食」などは、潜在ニーズに答えることはできたが、
それがSocial Good(社会善・共通善・社会貢献)になっているかというと、単純にそうは言えないと思う。


「ソーシャルグッド」は、まだ、自分の中で明確に定義できていないビッグワード
(わかった気になってしまう言葉)であり、案外掘り下げてみたら、
「いい人になりましょう!」みたいなことなのかもしれないけれど、
昨年、安藤光展氏により紹介されているソーシャルグッドでエシカルウェブマガジン総まとめ18選[2013年版]
ソーシャルグッドでエシカルなウェブマガジン総まとめ18選[2013年版])を見る限りでは、非常に関心ある分野。
もう少し、継続して調べてみる。

KINFOLK VOLUME FIVE JAPAN TRANSLATION (NEKO MOOK)

KINFOLK VOLUME FIVE JAPAN TRANSLATION (NEKO MOOK)