静かさ

先週触れた白洲正子の特集が
BS朝日エコの作法」で組まれていた。


白洲邸であった武相荘(東京町田市)の庭の草花を
花人の川瀬敏郎さんが白洲さんの愛用したカゴ、器に生ける。


今朝のNHK 日曜美術館
「絵で読み解く夏目漱石」という特集
草枕に出てくるオフィーリアの絵、
坊ちゃんに出てくるターナーのイメージ
虞美人草に出てくる酒井抱一虞美人草など、
漱石の作品を通して漱石の絵に対する関心を探る。


白洲さんの身辺、漱石の作品に出てくる絵画に共通するのは、
とても静かだということだ。
視覚的なイメージとしても、
実際の音としても。


その静かで、少し湿り気があり、少し肌寒いような感覚がとても好きで、
それがなにかインスピレーションソースのようなものになっていたのだけれども、
最近はその感覚を頭に再現するのがとても困難になっている。
まして、その感覚で何かを作りだそうと意図することはなくなってしまった。
だけれども、私のつくりたいという欲求はそこにあったと思い返す。



大学1年生のときに発見したピーター・ズントーさんの作品集を
あらためて眺める。
そこには、同じ静かさが流れており、
この静かさは、工業製品的な複製では再現できないだろう・・と思う。



ブログを書き始めて丸5年が経過した。