memo.ブランディングと笑顔

もう1年近く、おそらく毎週見てきた資生堂のテレビCM
事業広告 「ビューティーオールスターズ」篇
(録画して見ているBS朝日エコの作法」で流れる)

1年経って初めて、そのCMが意図しているメッセージがわかった。
というか、初めてそういう目線で見た。
それは、端的に言えば、
「私たちは、誰かを笑顔にする仕事をしています」ということ。


とてもシンプルなメッセージであるけれども、
確かにそうすることは、多くの職業・・に限らず、人間の営みの目的であると思う。


だけれども、笑顔をご褒美としてもらえる仕事は案外少ない気もする。
案外少ないから、それを目標にしようという思いも忘れてしまっていたけれども、
もらう相手を必ずしもエンドユーザーに限定せず、広い視野でとらえれば、
よいものを生み出そうという原動力になりうると思った。


今朝、フジテレビ:報道2001で特集されていた
中川政七商店のブランディング戦略を興味深く見る。
株式会社中川政七商店
社長の中川淳氏は下記引用の記事と同じ主張を放送でも述べられていた。


第一歩は、経営者も社員も含めて「ブランディングって何」ということを認識すること。
ブランディングとは「商品に下駄を履かせること」。
「下駄を履かせる」とは、例えば新商品を出した時に
ブランド力がないと単にデザインや機能や価格の比較になりますが、
ブランド力があることで同じ売り場に並んでいても、まず手にとってもらえます。


その上で、[伝えるべきことを整理してきちんと伝える]に尽きると思います。


例えば、表参道ヒルズに出店している『粋更』ブランドの場合、
言葉で言えば、「日本の贈り物」がコンセプトですが、これが言葉で整理さているだけでは十分ではありません。
製品、お店、販売員、価格、ロゴから、流通政策、営業方針等、
あらゆるタッチポイントを一定の方向にコントロールすることで、ブランド力が向上すると考えています。
ですから、「こんなブランドにしたい」という熱い思いが、絶対に必要なのです。

(引用元:

中小企業こそ、ブランディングを意識すべきだとのこと。



資生堂も中川政七商店同様ブランディング戦略をとても重視している企業。
そして、私自身はほとんど資生堂の商品を購入していないけれども、
(つまりはモノとして本当に優れているのかを実感として知らない)
資生堂の企業イメージが子供の頃からとても好きである。


先ほどの「笑顔にさせる」とは、「よい夢を見させられるか」ということでもあるのだと思う。
闇雲に走っていては、とてもそのようなクリエイションはできないと自警する。


そして、そのブランディングが、単なる自己顕示に終わらないことも注意したい。
あくまで、他者のためにと。

資生堂ブランド (文春文庫)

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