風邪ひき、テレビ見る。

体をいたわり、先週日曜休みをとったのだけれども、
その次の日も、その次の日も終電を目指して駅まで走るなど無理をしてしまい
水曜から風邪の気配、金曜は症状重く仕事を休み、一日中布団の中で過ごす。


金曜夜、NHKBSプレミアムで放送された新日本風土記

「高知 神々と棲む村」を寝ながら見る。


高知県物部町の「いざなぎ流」という古い民間信仰が紹介される。
「太夫(たゆう)」と呼ばれるシャーマンの役割を持った60代の男性が、
やおよろずの神と人々の間を仲介し、事あるごとに、神々や先祖に意見をうかがう。
「足腰が弱くなり、山の上の先祖お墓を家の近くに移動したが先祖は気を害していないか」
「京都から仕事で引っ越してきて1年たったが、私がこの家に住んでいてよいか」
など、あらゆる問いかけを占い師の筮竹筮竹 - Wikipedia)のような串で、
筮竹と同じように、左右の手にとりわけ、左手に残った本数の奇数偶数で「YES/NO」を判断する。
というとても原始的な手段が用いられる。
導き出される解決策(神や先祖の意志)が、道徳的で調和を促すものばかりなので、微笑ましく思えるが、
「太夫」の人柄に負うところが大きく、「いけにえとして娘を差し出せちゅうとる」などと
暴走してしまう危険性も持っていると思う。
しかし、見ていて懐かしく、宗教法人化されている宗教よりも宗教らしさを感じる。


その他今週触れたメディア
放送大学:地域学シリーズ 神仏習合の島 〜世界文化遺産厳島
厳島神社の歴史は平清盛からスタートしたのかと思っていたが違った。


サンテレビたまこまーけっと第5話


・有料ネット放送:マル激トーク・オン・ディマンド 第617回「体罰は愛のムチなのか?(ゲスト:斎藤環氏)
ストックホルム症候群スタンフォード監獄実験などを踏まえながら議論


Eテレ:スーパープレゼンテーション「Daniel Pink The puzzle of motivation」
創造性を要求される作業においては、報酬UPをチラつかせることはモチベーションを下げてしまうことに
つながり、それよりも内発的な動機や目的が重要とのこと。
手段が決まっている作業では報酬UPは有効なモチベーションを上げる手段となるが、
徐々にそのような職業は減ってきている。つまりはお金のためにやるということでは、
モチベーションを維持できない時代になったということ。などが語られる。


TBSラジオ:デイキャッチャーズ・ボイス 宮台真司
「映画の売り上げに見る、アメリカンドリームの終わり」


BSジャパンファッション通信 「2013春夏パリ・オートクチュール・コレクション」
VALENTINOは安定的な美しさがある。ヴァレンチノ自身がデザインしていた時よりよい。


BSプレミアム世界ふれあい街歩きバルセロナ
少し前に録画していたもの。
街の雰囲気、人々の佇まいがフランスやイタリアよりも雑然としていて親近感がわく。
高校生の時ガウディやダリやピカソのその存在としての芸術家らしさにとても憧れたけれども、
その憧れた感覚が少し戻ってきた。


Eテレアーカイブ「写真家・東松照明
1999年放送の「時は静かに流れて」部分のみ見る。長崎の原爆で負傷し、家族の大半を失った女性、
後遺症と思われる病気により片目を切除した女性の半生など、深い内容。



Eテレ「こころの時代」再放送「釈徹宗:かかわり合う場の中で」
釈徹宗さんが住職を務める寺が民家を改修して作ったグループホームでの出来事。
釈さん自身の成長などについての話。開設してから2人の人が亡くなったが、
家族の意向により施設でお通夜、お葬式を行うことになった。
「お通夜、お葬式を経過して、ようやくこの場所が『施設』から『家』になった。」
と言われた言葉は印象的であった。


技術的や衛生的な意味ではなく、出産やお葬式を行うことのできた昔の家の方が、
ずっと「家」らしい。今後、ますます増えるであろう集合住宅や老人福祉施設などの
集まって住むという営みに、現時点ではその部分が内包されていない。