ROUND1における内向的な人の振る舞いについて

現在、監理をしている現場事務所の窓からROUND1が見える。
おととい、打合せの後、現場所長と、
「駅から遠いところにもよくあるけど、人入ってるんですかね?」と雑談をしていた。
私には、流行っているとは思えなかったから。


今朝の経済番組でちょうどROUND1の特集が組まれていたので見る。
(「がっちりマンデー!」TBS 7:30-8:00)
社長も出演され、創業時の話、建物の中の構成、
イベントの立案プロセス、出店戦略、TVCM会議などが紹介される。
長時間のCMを見せられているような内容。
全国展開し業績を伸ばしているようである。


ROUND1が、他のボーリング場などと大きく異なるのは、
スタッフがイベントで盛り上げるという点にある。


私はスポーツ及びゲームが好きではなく、
かつ、『盛り上がる』が苦手であるので、
(『盛り上げる』は、言うまでもない)
ROUND1に行くことそのものに抵抗を覚える。
例えばムーンライトストライクゲーム(*)など、
ボーリングのルールであるピンを倒した数で一喜一憂するという感覚にそもそもなれないので、
(元も子もない話だが、そうなので・・)
「みんなで一斉にピンを倒そう!」と強いられることに恥かしさというよりも
おそれを感じる。




先日、
ETVのスーパープレゼンテーションで取り上げられ、それ以前でもネットで話題になっていた
スーザン・ケイン「内向的な人のパワー」(Susan Cain: The power of introverts)
というプレゼンテーション(今年2月に行われたTEDでのスピーチ)は、
そのような私をいくらか擁護してくれる内容だった。

(下記リンクのTEDのページでは字幕言語の設定で日本語字幕が付きます
Susan Cain: The power of introverts | TED Talk | TED.com


端的にまとめれば、
「外向的な人よ、内向的な人に、外向的になることを強いないでくれ」といった内容になる。
しかし、現在それは「私に話しかけるな」と同義語に近く受け取られる。
 仮に、みんなで今からボーリングをしようというような状況下で、
上記のようなボーリングそのものを否定するような個人的感情を述べることは、
タブーであり、ROUND1はそのような同調圧力で満ちている(気がする)。
「またまた恥ずかしがって・・」と誤解されるか、
「じゃあ、どうしたいんだよ。勝手にしろ」と思われるのが恐ろしくて、
盛り上がっているふりをしている内向的な人は少なくないはずだ。
(スーザン・ケイン氏はサマーキャンプでの同様の経験を語られる)
社会が、ますます「個性を発揮せよ」「自分を売り込め」と就職活動をはじめ
あらゆる場面で、外向性を求める風潮にあるのに対して、
そのような行動をしたくない人々が普通に暮らせる環境をもっと増やしてほしい。
という主張。



どこまで波及するのかはわからないが、
それが、波及するかは他人ごとではない重要な問題。

↓今年1月発売された彼女の著書

Quiet: The Power of Introverts in a World That Can't Stop Talking

Quiet: The Power of Introverts in a World That Can't Stop Talking