「山の人生」空想で描いてみる世界よりも

昨年の今頃はどのような記事を書いていたのだろうかと振り返ってみると、
柳田國男の「山の人生」の序について引用している。

我々が空想で描いてみる世界よりも、
隠れた現実の方が遥かに物深い。
また我々をして考えしめる。

山の人生、ヴァン・ノッテン、バベル - 心象図録


引用したこと自体忘れており、
あらためてこの言葉の重みを感じる。


歴史・伝統・伝承という言い方をしてしまうと、
味気ないものに感じるが、「隠れた現実」という言い方をすると、
活きてくる。
また、これは何も民俗学的なことに限定されたことではなく、
私自身が知らない現実のことととらえれば、
そのような事象はあふれてくる。


頭を飛躍せずに、地に足をつけて丹念に追っていけば、
そちらの方が、ずっと深い思考になる。


芸術においてもそうなのだと思う。