仏教

術と道

昨日昼、Eテレで鈴木大拙に関する番組が放送されていたので、 昼食を取りながら見た。出演されていたのは聖路加国際病院理事長の日野原重明さん(102歳) 鈴木大拙の秘書を務めておられた岡村美穂子さん きき手は鈴木大拙館館長の木村宣彰さん 日野原重明…

中村元・中国・インド

特に何かを期待しているわけではないのに、 土、日の朝はとても早く目覚めてしまい、そこから寝付けない。 昨日は朝5:13から「渡辺篤史の建もの探訪」 (再放送ではない。この番組を見るために早起きする人はよほどの建築好き) 今日も5時前に目覚め、…

列を避ける

昔は何日でも家にいることが平気だったのに、 今は一日中家にいることが損のような気になってしまう。 昼、ニコ生で放送された池田信夫氏と與那覇潤氏の対談を見始めるが、 いつの間にか30分ほど昼寝、 枕元の本棚に並んでいた増谷文雄「仏陀」(角川選書…

像との距離

「私にとっては、この仏の尊顔はどうしても巨大な工芸品にしか見えてこない。 宗教的な感情が沸き上がってこない。ありがたい気持ちにさせてくれないのだ。 それはこの大仏の再建を指示した者も、実際に製作に携わった職人にも、 天平の時のような宗教的使命…

貞慶と法然のビックデータ

NHKのスーパープレゼンテーションという番組で 「増え続ける世界人口」というハンス・ロスリング氏のTEDプレゼンテーションを見る。 彼の主張するところは 「近い将来、発展途上国で起きるであろう人口爆発は子供の生存率を90%まで高めることで回避できる…

儀礼性と現代の仏教

宮崎哲弥著「仏教教理問答」を購入。 移動の電車内で読む。問答が交わされているのは、以下の5人 ・白川密成(真言宗僧侶) ・釈徹宗(浄土真宗本願寺派僧侶) ・勝本華蓮(天台宗僧侶、パーリ語仏典研究者) ・南直哉(曹洞宗僧侶) ・林田康順(浄土宗僧…

他力と瞑想者

本日も終日、資格学校。模擬試験。 あと試験まで一ヶ月ばかりである。 勉強のあいま、先週買った小池龍之介「貧乏入門」を読む。 彼が宗教家であることを除いては、ロハスの発想と近似している。 所有物を減らし、こころの様々なノイズを減らし、 肉、魚など…

宗教都市と煩雑さ

新潮社の雑誌「考える人」の特集 『考える仏教「仏壇」を遠く離れて』を読みながら、 電車、ケーブルを乗り継ぎはるばる高野山へ行き、 徒歩で一周する。 雑誌の内容は、法然、親鸞の大遠忌の年ということと、 島田裕巳氏の新書「葬式は、要らない」という問…

法然と親鸞のそれ

久しぶりに京都に行き、 「法然」展、「親鸞」展、「パウル・クレー」展を見る。 帰路、足にまかせ駅を目指していると「細川護光」陶展 の立て看板が目に留まる。中に入ろうか思案したが、 結局入らず、帰路についた。 帰って調べてみると開催されていたギャ…

読売の記事、フリース、ボーイズ、山川草木

今週の読売新聞 穂村弘さんの「毛玉のフリースで東京都心まで出かける話」 犬童一心さんの映画評「ボーイズ・オン・ザ・ラン」 (映画公式サイト→http://www.botr.jp/) どちらも新聞らしくないくだけた内容、興味深く読む。 どちらも50歳近くのおっさんで…

古典、修復、模倣

●桂米朝師匠の落語CDを図書館で借りてきては、 コツコツとMDにダビングしていたものを、 WALKMANでMP3にする作業、坦々と進め、 現時点で28枚目。 一方、パソコンでは、 建築の新聞切り抜き、 文芸の新聞の切り抜きを scansnapでPDFにす…

誤解の流布の功罪と成果

●昨日の能は14:00から梅原猛さんの講演があり、 演目「定家」は15:00ごろから17:30ごろまで続いた。 能を生で見るのは今回で4回目であるが、 まだまだ、評せる目になっていないので、 内容については特に触れない。 和歌の教養、仏教の教養…

茶の湯と仏道修行

●昨日、見たテレビについて■しあわせロハス (BS朝日 15:00) 10月からリニューアルされた。 タイトルロゴ、ナレーション、カメラの質感、構成が 大きく変わっている。全体的に雑誌ソトコトに近づいている。 そして、人ではなく事にスポットをあててお…

勝間和代と自力作善

●「目立つ力」読了する。終始、ブログ論。 皆にとって、有益な内容が、そのまま筆者自身にとって有益な内容とは限らない。 人気サイトとなっている最新ITガジェットや、料理のレシピを紹介するページなどは、 悪く言えば、読者にとって使えるサイトだから…

知らない高僧の高僧伝

昨日の帰路、ジュンク堂に立ち寄り、 本を数冊購入する。 製図試験の勉強を始めて一か月経過したというのに、 なにか何も始っていないような感覚におそわれ、 勉強指南のブログなどを見ていると、 「試験元は資格学校のみの知識からの脱却を図っている」とい…

寧波展を見る

学科試験から一週間が経過した。 今週から、土曜日の製図講習に通う。 朝、いつものラジオ ■「ともに生きる」人工ボディについて 身体の欠損部分、奇形部分をシリコン樹脂製のものでわからなくする技術であるが、 ネットで会社ホームページを見て、改めて驚…

文字と音の記憶と記録

本日は仕事。午前中できりがついたので、午後早々にも帰宅する心づもりであったが、 お昼休み別の仕事を頼まれてしまい、結局22時前まで会社にいた。 本町駅、淀屋橋駅のホームに ■「特別展「長谷川等伯」」のポスターが貼られており 目をとめると、来年の…

伝統的であるかどうかはどうでもよい

あたらしいサイクルの一日が始まる。 よく晴れた一日であったが、それは窓から見るばかりで、 一日、家の中で過ごす。 ●先日(5月23日)触れたスローフードという考えについて、 内田樹さんが疑問を呈している。 食における創造とは何か。 食文化とは「不…

随所に主となることと複数の仕事を持つこと

●忙しい状況は、昨日も続き今日も続く予定であったが、 給料の大幅ベースダウンも影響し、 皆、困ぱいしており、上司の判断で本日はリセットの休みとなった。 休もうと思うも、なんだかんだとパソコン作業をし眼を疲労させてしまったが、 結局のところこんな…

目標と実現の循環と幸福論

先日、記載した「清貧の思想」がSAPIOという雑誌でも特集で取り上げられているので購入した。特集といっても冒頭の数ページであるが、中でも玄侑宗久氏が良寛について記載したページは興味深い内容であった。(私好みの発想) いまの世の中で一番不自由に感…

腹痛と信心

昨夜、2時半ごろ腹痛で目が覚めた。 そういうときは信心深くなるというか、 信仰のもろもろが素直に受け入れられる。 そして、朝起きるとその気持ちは消えている。 例えば薬師如来の真言 薬師寺の高田好胤管長の本で知ってから、 中学三年生から、何度となく…

正業と建築家的なこと

●資格学校に行き14:30から19:55まで授業を受ける。 これが誰かの講演会であれば3人は演者は変るだろうが、 構造担当の講師は朝9:00から教え続けている。 終始声量が大きい。 ●ある衝動におそわれ 「建築ノートNo06」、「SDレビュー2008」…

東求堂ととらわれる心

日曜のNHKFM「松尾堂」で紹介されていた。福岡伸一氏の新書二冊購入する。 それらを買いに書店に入ると、杉本博司氏の本も発売されていたので購入した。生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メデ…

移動時間と思想

千日回峯行を二度満行された酒井雄哉さんの文庫本の解説欄に宗教学者の山折哲雄さんが下記のようなことを書いておられた。 以前私は、インドの仏跡を訪れたことがある。そのとき、ブッダはその生涯にどれほどの距離をあるいたのだろうか、とふと思った。ざっ…

不動産不況・建築写真・明恵上人

2015年の建設・不動産業作者: 立松博史,榊原渉出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/07/24メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 43回この商品を含むブログ (4件) を見るを購入。 帰路の車内で目次をじっくり読む。 目次だけで満腹感がある。 不動産…

瞑想から生まれるものとそうでないもの

梅原猛 哲学の小径より「瞑想」の部分を引用する。 「法華経」によれば、釈迦は無量義三昧という長い瞑想の中からたち上がり驚くべき言葉を語って、再び瞑想の中へ帰っていったという。 深い静かな瞑想の海、その海から言葉は生まれる。 そしてその言葉の一…

終日無為

昨日、今日、終日靴を履かず家におり、無為に過ごせり。 昨日の夢で、正法眼蔵をよく学んでいると誉められる夢を見る。 しかし、現実にはいろいろなことに手を伸ばしすぎだと思っている。 伸ばしすぎて、どこにも手が届いていない。 かといって、部屋にたま…

老いと盆踊りにおける宗教性の意義

朝、近くに住む祖母が介護ではないが福祉的レクレーションに参加するとかしないとかいう話を、母と姉がしている。「でも、あれだけしっかりしたおばあちゃんならば、そんな折り紙とか童謡を皆で歌うとか子供のようなことやるのはいやだろう・・」姉が言う。…

森達也「A」を読む

「A」―マスコミが報道しなかったオウムの素顔 (角川文庫)作者: 森達也出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2002/01メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 140回この商品を含むブログ (111件) を見る森達也さんの「A」を昨日から読んでいる。 森達也オフィシャル…

腹痛と大乗

まだ、お腹の調子がすぐれない。 加えて、口の両端に門番のように口内炎が居座り、 食べ物が口に進入するのを拒んでいる。 松岡正剛さんの書評では、(第1249夜) 「大乗とは何か」という本が紹介されている。 http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya124…

四天王寺縁日

午後からの仕事の前に四天王寺弘法大師縁日に寄る。人々のしぐさや会話の中に 「おそらくこれは200年前と変らないだろう」と思われる光景が何ヶ所もあった。この5年ほど、年に3回以上は四天王寺縁日に出かけている。 仏教に関心はあるがこの寺に信仰は…

柳田民俗学が避けてきたもの

民俗学的なものに関心を持ち、 柳田國男、折口信夫、宮本常一と学んでいきたいと思って数年経つが、 私のそういった歴史への興味は、仏教と切っても切れない関係にある。柳田が南方熊楠の助言により、 英国流のより科学的な客観的な歴史調査(フォークロア)…

日本という形式

アルボムッレ・スマナサーラというスリランカ生まれの僧侶の書籍を読む、 彼は日本の大学で道元の思想研究をするなど、日本仏教への造詣も深いはずである。 しかし、文章を読むと違和感を覚える。 『他の日本人が書いた仏教書籍にはある何か』がここにはない…

Dhamma Pada 11

何の笑いがあろうか。何の喜びがあろうか。(世間は常に燃え立っているのに) 汝らは暗黒に覆われている。どうして灯明を求めないのか?見よ、粉飾された形体を。 傷だらけの身体であって、色々のものが集まっただけである。 病に悩み、意欲ばかり多くて、堅…

正法眼蔵

正法眼蔵は750年前に書かれた曹洞宗の開祖道元の手による仏教思想書ですが、 この書物は一つの未だ到達することのできない頂きです。 私にとってはまだまだ雲の上にあります。 大学1年の春休みに石井恭二訳の正法眼蔵を、現代文 正法眼蔵〈1〉作者: 石井…

NHKの仏教特集

NHKが製作する仏教の特集は優れている。中でも 「ブッダ 大いなる旅路」1998年 「中国思索紀行 道元を歩く」1999年 「五木寛之 21世紀・仏教への旅」2006年 は、仏教の持つ純粋な美しい側面、 冷徹な側面がよく表現されていた。各宗派の活動・広告よりも、私…