アート

集合的な郷愁と想像

国立国際美術館で5月27日から開催されている 「ノスタルジー&ファンタジー 現代美術の想像力とその源泉」展を鑑賞する。 展示されているのは以下10組の現代美術作家 北辻良央・柄澤齊・山本桂輔 小西紀行・橋爪彩・小林陽介 須藤由希子・棚田康司・横尾…

中国の消費、負の美のニーズ、買った本

朝、フジテレビ系の番組「新報道2001」の「迷える中国の実像」という特集を見る。 なかでも中国の都心部の若者に増えているという「月光族」についての取材は興味深かった。 「月光族」とは月の給料をその月のうちに使い切ってしまう人々のことを指す。 その…

食う寝るにある暗い美

会社の帰りに寄った古書店で雑誌「ku:nel」(クウネル)が10冊程度並んでいた。 その内の一冊2005年9月号「木陰主義。」を購入する。 (たくさんの台所を見せて貰いました — ku:nel (クウネル) — 自由に生きる大人の女性へ! — マガジンハウスの本) …

無表情の美学

日本文化に以前から強い関心を持っていたが、 江戸以降の近世の文化は、絵画・彫刻・建築・陶磁器・音楽どれも、、 それ以前の時代のものに比べて魅力を感じることは少なかった。 「好き」という要素に「昔のもの、自分と遠いもの」かつ「少し宗教的なもの」…

写実絵画と意味

昨日、午後からの出勤前に阪急百貨店9階で開催されている「ホキ美術館名品展」を鑑賞する。 ホキ美術館は昨年の建築家協会の「日本建築大賞」(グランプリ)を受賞した個人美術館で、 写実絵画のみをコレクションしている。当然、今回の巡回展も写実絵画であ…

行成の書を見る

京都国立博物館で開催されている天皇の直筆である宸翰展 (http://www.kyohaku.go.jp/jp/tokubetsu/121013/index.html) その中に彼らが手本とした、 空海、小野道風、藤原行成の書が展示されている。 (後期展示には藤原佐理も加わる) いずれも三筆、三蹟…

像との距離

「私にとっては、この仏の尊顔はどうしても巨大な工芸品にしか見えてこない。 宗教的な感情が沸き上がってこない。ありがたい気持ちにさせてくれないのだ。 それはこの大仏の再建を指示した者も、実際に製作に携わった職人にも、 天平の時のような宗教的使命…

シェアとアートの関係

5月にDVDが発売された「ハーブ&ドロシー」を見る。 ニューヨークに住むハーブ(元郵便局員)ドロシー(元図書館司書)夫妻が、 若いときから集めてきた膨大な現代美術のコレクションを ナショナルギャラリーに寄贈するまでのドキュメンタリー映画。 映画『…

変態作家

今年の11月から六本木の森美術館で「会田誠展」が開催される。 この展覧会は「会田誠:平成勧進プロジェクト」」と銘打たれて、 展覧会に必要とされる運営資金(通常、森美術館クラスになると1000万円以上になるという) を、個人のサポーターからの勧…

AR(拡張現実)と写実絵画

今朝の朝刊にdocomoのスマートフォン広告が大きく掲載されている。 携帯を新聞にかざせばAKB48の前田敦子さんが動き出す。という趣向であったようである。 (私はiPhoneなので実際に確認できてはいない) このような技術はAR(Augmented Reality )と呼ばれ…

「清明上河図」を志向しない

朝、新日曜美術館を見る。 東京国立博物館で開催中の北京故宮博物院展を受けて、 各時代の皇帝が愛した美術品が紹介される。 中でも、今回の展示の目玉でもある北宋時代の「清明上河図」は、 構成力、表現力、技法ともに、日本の絵画を凌駕しており、 とても…

舟越氏の彫刻

まだ、休日を持て余す。 すべき研鑽はまだまだあるが、VISIONが胡散霧消する。 茶道の文化は、生活のあらゆる部分に展開し得るということを改めて考える。 夜、「モヤモヤさま〜ず2」(人形町)のあと、 父が「新日曜美術館」にチャンネルを変えたので、そ…

ファンタジーとリア充の混ざり方について

ミシェル・ゴンドリーの「恋愛睡眠のすすめ」(2006)を見る。 ゴンドリーの描く世界は他のクリエイターがまねのできない芸術性を持っている。 上手く言い表せないが、その自由さにおいて、ファンタジーとはこうあるべきだと感じさせる。 世界そのものが…

ストーンヘンジと堂島のビエンナーレ

朝、録画していたNHKEテレ「地球ドラマチック 発掘 ストーンヘンジ 〜紀元前3000年建設の謎に迫る〜」を視聴する。文字も持たない新石器時代の人々の遺構であるため、 推測の域を出るものではないのだが、 ストーンヘンジが作られる以前に、氷河期の河跡の線…

LADとミニマムと正倉院

録画していた先週のファッション通信 「2011秋冬東京コレクション」パート2を見る。 何度か言及していたmatohuや、LAD MUSICIANが取り上げられていた。LAD MUSICIANは「もう一度、ブランドの原点である ミニマム、アート、ロックに回帰した作品づくりを…

法然と親鸞のそれ

久しぶりに京都に行き、 「法然」展、「親鸞」展、「パウル・クレー」展を見る。 帰路、足にまかせ駅を目指していると「細川護光」陶展 の立て看板が目に留まる。中に入ろうか思案したが、 結局入らず、帰路についた。 帰って調べてみると開催されていたギャ…

非常時と妄想

資格学校の授業があり難波まで行く。 いくつかの商業ビルが外部照明を自粛している。 チャットモンチーの「サラバ青春」を聞いていると、 「地球の自転の理由とかパブロフの犬のことじゃなくて」という歌詞のところで、 ふとリアルとフィクションのこと、 あ…

アーティストからアート

国立国際美術館で開催されている「マン・レイ展」に足を運ぶ。 オブジェ・スケッチ・映像・写真と様々な物品で構成されている。 展示されている作品は膨大な量にのぼるが、特に印象深い作品はない。 しかし、なぜかアーティストという存在感を久々に強く感じ…

女性の声と男の文字

昨日の帰路、近くのレンタル店に立ち寄り CDを借りる。(5枚で1000円) 歌手は女性でなければならない。 そのような考えは持っていないのだけれども、 気付けば女性アーティストばかりを選んでいた。 阿部真央「ふりぃ」 東京事変「スポーツ」 宇多田ヒ…

求めている芸術、頒布される芸術

一日中雨、朝から重い荷物を提げて提案をしに行ったが、 ほとんど益なく終わり、提案はふりだしにもどる。 そのときはその人々の主張は「もっともだ」と、相手の言葉にのまれてしまったが、 時間が経過すると、いろいろな考えの人もいて、それぞれに道理があ…

ラジオ・絵画の庭・評

朝、いつもよりすっきりと目覚める。7:30 NHKラジオ第2「ブラインド・ロービジョン・ネット」 中途視覚障害からの再出発と題し、 歩行訓練から社会復帰までの支援などについて。 とにかく今の職場を辞めずに相談をしに来てもらい、 今の職場で、ワー…

正月の終わり、見た番組など

本日で正月休みも終わる。 体調を崩した休みも含めれば10連休だったことになるが、 その実感はない。テレビばかり見ていたわけではないが、 いくつかのテレビを忘備のために記しておく。 12月31日正午NHK教育 ■ETV50 美の贈りもの〜美術番組ベ…

汝窯を見る

●夜8時過ぎに会社を後にし、北浜駅に向かって帰路に着くと、 OSAKA光のルネサンスの一環として、 東洋陶磁器美術館が夜間も開館されていたので立ち寄る。 先日、言及した「汝窯の特集展」が今月初めから開催されている。 特によいと感じたのは ■27番…

汝窯と20年

朝、私的な行政手続きのため休みを取ったが、 思いのほか早く終わったので、 毎日前を通っている東洋陶磁器美術館に入ってみる。 昨日は天皇陛下がご覧になられていたので、 それをテレビで見た人で、それなりに賑わっているだろうと思ったが、 いつもどおり…

古典、修復、模倣

●桂米朝師匠の落語CDを図書館で借りてきては、 コツコツとMDにダビングしていたものを、 WALKMANでMP3にする作業、坦々と進め、 現時点で28枚目。 一方、パソコンでは、 建築の新聞切り抜き、 文芸の新聞の切り抜きを scansnapでPDFにす…

利休とデザインレス

朝はあれこれ動こうと欲すれども、すぐに頭がいっぱいになってしまい、 再び横になりそれをリセットする。そんな休日ばかり過ごしている気がする。 夢も暗く重く濃い。 身体的な異常をきたすほどではないが、 好ましい状況ではない。 季節のせいかもしれない…

表現者と自己陶酔

午前、「アキレスと亀」を見、 午後、「グラントリノ」を見る。 ■「アキレスと亀」は、芸術の表現者と評価者の関係について考えさせられる作品。アキレスと亀 [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2009/02/20メディア: DVD購入: 5人 クリック: …

山口晃と対称性

●先週、河内長野市役所へ行った際、 受け取った書類の確認をしながら、待合ロビーで ■NHKの「迷宮美術館」の再放送を見た。 東京についての特集で、画家の山口晃さんが出ていた。 彼の作品は、5年以上前に(おそらく「たけしの誰でもピカソ」あたりで) …

仏像の魅力

●6月頭から建築士試験までの8週間をアナログ時計に置き換えてみると 1週間は12.5分となり、今もう0:12になってしまったということになる。 大方の時間は試験のことを考えているが、 視点はすぐにぶれてしまい、根拠のない安心やあるいは不安が襲…

遺物への違和感

●精神的な疲労がたまり、どうにも苦しかったので、 授業に間に合う時間に乗った電車で目的地の駅まで向ってはみたものの、 結局、本日は目的地には行かなかった。 そこから電車をのりついで国立国際美術館で開催されている ■「杉本博司展」を鑑賞した。 杉本…